フロアクラフト(リッチダンサーの10) 第17戦


キャロットクラブ出資愛馬第18号は、西園正都厩舎狙いの馬。

超一流の厩舎に対し、血統やラインナップの見劣る預託馬で同等の勝ち数を上げる技術はまさに本物。また、マージービートのように数を使ってくれることも嬉しい。

父はフジキセキでイマイチだが、母はデビュー前には評判の高かったホーカーテンペストを輩出。そのホーカーテンペストはフロアクラフト購入後に4勝目を挙げオープン入り。

そしてフロアクラフトも1勝馬ながら格上挑戦のスイートピーSで2着に入り優駿牝馬(オークス)GTへの優先出走権を確保。これは出資愛馬初の芝のGTへの出走で感動。しかも一生に一度しか出走できないクラシック!!

その優駿牝馬(オークス)GTでは明らかに格下なので17番人気とブービー人気だったが、見事な走りで5着と掲示板を確保。


その後北海道ではデコボコ馬場や重い洋芝に苦しみ2戦大敗だったが、本州に戻り500万、1000万クラスと連勝。

準オープン(1600万下)クラスでも牡馬相手に2着とクラス上位の走りを披露。その時の競馬ブックのスピード指数過去最高のSP86.7。今が充実期。


前々走は果敢に格上の重賞に挑戦するも不利な外枠で内に入れずポジションが取れずに9着大敗。しかも直線では内に行こうとして修正されていた。

前走の自己条件戦は期待されたが牝馬限定戦で8着とややパンチ不足。しかし、来週からは1000万クラスに降級できるし、ここなら力上位は確実。


前走後、在厩のまま調整されています。

6月15日 阪神11R 第19回 マーメイドステークス GV 3歳上オープン 芝2000m 国際 牝馬限定 ハンデに出走!!

フルゲート16頭のところに特別登録数15頭、水曜日の想定段階では14頭。結局14頭で確定。

気になるハンデ51キロ!!強敵ディアデラマドレは53キロでこれはチャンスあり!!

7着/6番人気。

内枠を十分に利用して終始距離ロスのないところを走り、最後までしっかりと追えたが7着。上位の馬とは完全に力差の完敗。

以前スイートピーSで負かしたディアデラマドレが優勝。同じ4歳馬だが、成長力に随分と差があるように感じた。

もはやフロアクラフトにとって重賞ではパンチ不足なので、降級した自己条件の1000万クラスからコツコツ積み上げて欲しい。今回のフロアクラフトの走破時計2分00秒0良でも1000万クラスなら余裕で勝ち負けのもの。次は自己条件で堂々の主役だ。


レース回顧と時計の分析、レース後の松山弘平騎手と西園正都調教師のコメントを掲載。

(2014年6月16日完結)

2014年5月31日立ち上げ

●前走後、在厩で調整され、次走は6月15日 阪神11R 第19回 マーメイドステークス GVを予定

 我らが愛馬フロアクラフトは前走牝馬限定の自己条件で期待されましたが、8着とギリギリ出走奨励金獲得程度の走りでした。やはり牝馬限定戦と言っても準オープンはそんなに簡単ではないですね。ただ、頭数も少なく前走のように大きく負ければハンデ戦では軽ハンデで走れるでしょうから、次はまた楽しみですね。


 以下は5月29日に更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。

「この中間は前走の疲れが出ないか、体調をよく見ながら軽く動かしてきました。コンスタントに使ってきていますが、カイバ喰いが良く馬体の回復が早いのはいい傾向ですね。傷んだところもありませんし、これならこのまま使っていっていいだろうと判断しました。これで1000万下に降格するのですが、マーメイドSへも出走できるのではないかという見通しですし、自己条件と両にらみで調整していこうと思います」(西園師)6月15日の阪神競馬(マーメイドS・牝馬限定・芝2000m)を視野に入れています。

 ということで、2月27日に帰厩してからすでに3戦しましたし、放牧もあり得ると思っていましたが、続戦のようです。続戦なら、私が一番出て欲しかったレース、6月15日 阪神11R 第19回 マーメイドステークス GV 3歳上オープン 芝2000m 国際 牝馬限定 ハンデを目標ということです。阪神の芝2000mは準オープンで牡馬相手に軽ハンデながら2着と粘った舞台ですし、このレースなら軽ハンデが予想されます。勝ち負けまであると思います。このレースの名前が出てくることは嬉しいですね。

 しかし、さすがに降級して1000万クラスに落ちるフロアクラフトです。2つも格上の重賞に出られるかどうかが微妙ですね。ただ、この日は1000万特別にもハンデ戦のちょうど良いレースがあります。除外の場合は6月15日 阪神9R 花のみち特別 1000万下 芝2200m 混合 ハンデに出走予定ということです。これならどちらかには出走できますし、しっかりと仕上げられますね。

 ここ2戦大敗続きですが、展開次第だと思います。嵌まれば重賞でも勝ちますよ(笑)。次走が楽しみです。

これ以降は2014年6月9日に作成

●気になる特別登録表(6月15日 阪神11R 第19回 マーメイドステークス GV)

特別登録表 6月15日 阪神11R 第19回 マーメイドステークス GV 芝2000m 混合牝馬限定 ハンデ

第1回登録完了馬 全15頭 フルゲート 16頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイスフォーリス 和田竜二 52.0  5/18 秩父10下 東京芝2000
アイムヒアー 熊沢重文 50.0  5/31 朱雀16下 京都芝1400
ウイングドウィール 北村友一 50.0  5/18 パー16下 京都芝1800
ウエスタンレベッカ 高倉稜 52.0  6/01 東大16下 京都ダ1800 10
カノン 義英真 51.0  5/18 パー16下 京都芝1800
コスモバルバラ 50.0  4/12 野島10万 中山芝1800 12
サイモンガーランド 国分優作 50.0  4/13 梅田16下 阪神ダ1800 13 10
サトノジュピター 浜中俊 51.0  4/26 福島GV 福島芝1800 12
サンシャイン 幸英明 53.0  5/17 都大OP 京都芝1800 14 11 15 12 10
シャトーブランシュ 53.0  5/17 都大OP 京都芝1800 13
ディアデラマドレ 藤岡康太 53.0  5/18 パー16下 京都芝1800
ブリッジクライム 52.0  5/18 パー16下 京都芝1800 15
フロアクラフト 松山弘平 51.0  5/18 パー16下 京都芝1800
フーラブライド 酒井学 56.0  5/18 ヴィGT 東京芝1600 13 10
メイショウキラリ 50.0  5/25 御室10下 京都芝2000

騎手の太字は乗り替わり予定

 2階級下の格上挑戦で登録頭数が多ければ除外確実だったフロアクラフトですが、フルゲート16頭のところに特別登録数15頭ということで出走は確定いたしました。

 ただ、一応、予定通り自己条件の花のみち特別にも特別登録されています。(馬名赤字は花のみち特別にも特別登録している馬)
JRA−HP 出走馬情報

初夏を迎えた阪神競馬場の内回り・芝2000mを舞台に行われる牝馬限定のGIII・マーメイドS。第3回阪神開催の最終週に宝塚記念というビッグレースが組まれているとはいえ、オープンクラスに在籍する多くの牝馬にとって、今後の目標とするレースはひと夏を越えた秋のGI 戦線。春の最強牝馬決定戦・ヴィクトリアマイルに出走した4歳以上の牝馬は、疲れを癒やすため既に休養に入っている馬が少なくない。負担重量がハンデキャップに変更された2006年(京都・芝2000mで開催)以降は、軽ハンデを活かした条件クラスの馬が実績馬と互角の競馬を演じている。2008年は1000万下クラスからの格上挑戦で臨んできたトーホウシャインが道悪馬場(重)で48キロの軽量を活かし、豪快な追い込みを決めて優勝。それ以外でも格上挑戦で上位に食い込んだ伏兵馬は多い。一方、実績上位と言えるヴィクトリアマイル出走組はこのレースで2着2回3着3回があるものの、まだ勝ち馬は出ていない。実績にとらわれない柔軟な視点で検討する必要があるだろう。

ディアデラマドレ(牝4・角居勝彦)は、約6か月半の休み明けながら1番人気の支持を受けた前走の1600万下・パールS(京都・芝1800m)で、勝ち馬のトーセンソレイユ(昨年のオープン特別・エルフィンS優勝)とアタマ差の接戦を演じて、2着を確保。休み明けをひと叩きした上積みが顕著で、4日の1週前追い切りは栗東CWコースで調教駆けする古馬オープンのエアハリファをあおるほどの動きを見せている。今夏のクラス再編成により、1000万下クラスに降級したことで、ハンデは53キロと恵まれた印象。マーメイドSの好走条件に合っている馬と言えそうだ。

シャトーブランシュ(牝4・高橋義忠)は、約3か月の休み明けで臨んだ前走のオープン特別・都大路S(京都・芝1800m)を4着と健闘。ひと叩きされた上積みは、栗東坂路できびきびとした動きを見せた4日の1週前追い切りの動きが証明している。今夏のクラス再編成では、オープンクラスから1000万下クラスへ2階級の降級となっている。重賞実績(昨秋のローズS2着)がある実力馬だけに53キロのハンデは、魅力十分と言えそうだ。

アイスフォーリス(牝5・相沢郁)は、2012年のフローラS2着、オークス3着の実績を持っている馬。前走の1000万下・秩父特別(東京・芝2000m)を2馬身差で快勝し、ここは1600万下クラスからの格上挑戦となるだけに、ハンデも52キロとかなり恵まれた。この中間は短期放牧を挟んでの調整になるが、高いレベルで状態は安定。勝ち鞍の2勝はともに芝2000mで挙げており、今回は最適の距離と言える。良馬場での瞬発力勝負なら、実績馬との斤量差を活かせるはず。

本来なら断然の主役になるべき存在がフーラブライド(牝5・木原一良)で、昨年暮れの愛知杯、今春の中山牝馬Sと重賞2勝を挙げている実績馬だ。今回のメンバーの中でオープン馬は、同馬とサンシャインの2頭しかいないだけに、他の条件クラスの馬とのハンデ差を克服できるかどうかがポイントになりそうだ。前走のヴィクトリアマイル(13着)から走り慣れた中距離に戻るのは、プラス材料と言える。4日に栗東CWコースで行われた1週前追い切りの動きは文句がないものだけに、トップハンデの56キロを問題なくこなして3度目の重賞制覇を飾る可能性は十分ありそうだ。

サトノジュピター(牝5・堀宣行)は、前走の福島牝馬Sで重賞初挑戦ながら4番人気に支持されたが、12着と大敗。逃げたケイアイエレガントが優勝し、好位追走のキャトルフィーユが2着、フィロパトールが3着という前残りの競馬で、展開が向かなかった印象。度外視してもいいだろう。今年初戦の500万下→1000万下の鎌ケ谷特別(ともに中山・芝1800m)では、いずれも上がり3ハロン34秒台(推定)の末脚を発揮して、鮮やかな差し切り勝ちを演じている。今回は初めてとなる阪神競馬場への長距離輸送が鍵となりそうだが、ハンデキャップ競走でオープン馬が2頭というこのメンバー構成なら、通用する力はあるはず。

ウエスタンレベッカ(牝4・崎山博樹)は、3走前の1600万下・寿S(京都・芝2000m)で牡馬相手に2着と好走。今夏のクラス再編成で降級し、1000万下クラスからの格上挑戦となる。今回のハンデは52キロと、前2戦のハンデ54キロから2キロ斤量が軽くなるのは、大きな魅力だろう。前走の1600万下・東大路S(京都・ダート1800m)は、好位追走から直線で息切れして10着に大敗。4か月ぶりの実戦に加えて、昨年9月の500万下(阪神・ダート1800m、1着)以来となるダート参戦が影響した印象。今回は休み明け2走目で体調面の上積みも大きいはずで、〔1・3・0・3〕と得意の芝2000mに舞台が替わるのはプラス材料と言える。

ブリッジクライム(牝5・鈴木康弘)は、鋭い末脚を武器にして、左回りの直線が長い東京・芝コースと新潟・芝コースで〔2・1・2・4〕と堅実な成績を挙げている馬。また、3歳秋に中山・芝2000mでオープン特別の紫苑S2着、京都・内回りの芝2000mで秋華賞4着と、右回りの直線が短いコースでも末脚の切れ味を活かす競馬で好走した実績がある。展開が向けば、阪神・内回りの芝2000mでも好走は可能だろう。

フロアクラフト(牝4・西園正都)は、前々走の福島牝馬S(9着)が本来よりも後方の位置取りで、前走の1600万下・パールS(8着)は苦手とする瞬発力勝負と、いずれも自分の形で競馬ができなかったことが敗因だ。積極策から持久力勝負に持ち込むことができれば、51キロの軽ハンデを活かして上位に食い込むシーンがあってもいいだろう。

メイショウキラリ(牝5・飯田祐史)は、芝に戻った前走の1000万下・御室特別(京都・芝2000m、3着)で、出走馬中最速の上がり3ハロンタイム(33秒2、推定)をマーク。切れ味鋭い末脚は、重賞のここでも通用するはずだ。50キロの軽ハンデで出走できる今回、実績馬とのハンデ差を活かして虎視眈々と上位進出を狙う。

サンシャイン(牝5・藤岡健一)は、今回の登録馬の中で2頭しかいないオープン馬のうちの1頭。3歳2月のオープン特別・エルフィンS(京都・芝1600m)を優勝したほか、2012年暮れの愛知杯で10番人気ながら2着に好走した実績を持つ。今回は53キロのハンデで、もう一方のオープン馬フーラブライド(56キロ)とは3キロの斤量差がある。3走前の中山牝馬S(12着)と前々走の福島牝馬S(15着)は、関東圏への遠征競馬で長距離輸送がこたえた印象。前走のオープン特別・都大路S(14着)は、強力な牡馬相手の競馬でJRAレコード(1分43秒9)の高速決着が合わなかったためと、それぞれ敗因は明確。関西圏の牝馬限定レースで、復活へのきっかけをつかめるかどうか、注目したい。
特別登録段階でのみどころ(デイリー馬三郎)


7月から6月になった06年からハンデ戦に。昨年はマルセリーナが復活Vを決めたが、格上挑戦も数多い牝馬限定のGV戦。前走で1000万下を使われていた馬が直近8年で2勝、準オープン組も1勝している。7番人気以下の伏兵が4勝とひと筋縄ではいかない。48、49キロが各1勝、53キロが4勝と軽ハンデに注意。
 
 初のマイル戦だったヴィクトリアマイルではL着と大きく崩れたが、フーラブライドの充実ぶりを疑う余地はない。芝に転じた昨秋以降は重賞2勝を含む4勝、B着1回で馬券圏外は前走だけ。距離延長で相手関係が緩和する今回は即巻き返しを期待してもいい。
 
 牝馬同士の準オープンでA着惜敗したディアデラマドレは1000万下に降級。重賞とはいえ、昨秋のエリザベス女王杯が0秒6差で条件馬の多いメンバー構成ならV争いに絡める。母は重賞3勝のディアデラノビア。ひと叩きの上積みも望めるだけに期待できる。
 
 シャトーブランシュは昨年のローズSのA着馬。デニムアンドルビーに半馬身差に迫り、ウリウリ、メイショウマンボに先着した。前走の都大路Sでは次位を0秒4上回る最速の上がりでC着。A着のディサイファとは0秒2差で復調気配が漂う。牝馬同士なら。
 
 ようやく前走で2勝目を手にして、アイスフォーリスは1000万下をクリアした。3歳時にはフローラSA着、オークスでB着した実績の持ち主。久々の勝利を起爆剤にタイトル獲得を見据える。
 
 1000万下を勝ったばかりで重賞に初挑戦したサトノジュピター。福島牝馬Sは前残りも響いてのK着大敗で見限れない。アドマイヤラクティの異父妹でキャリアも浅く、伸びしろは十分にある。
有力馬のポイント(競馬ブック)

 フーラブライドは昨秋に芝に矛先を向け、牝馬限定重賞2勝、牡馬相手にGU3着。一気に本格化してみせた。前走のVマイルは距離経験の浅さもあろうが、緩い流れのなか、後方で終始馬群の一番外。これでは差し届かなかったのも仕方ないだろう。今度は走り慣れた中距離。相手関係もグンと楽になる。一変を期待できる。

 シャトーブランシュは昨年のGUローズSで半馬身差2着、GT秋華賞も6着とはいえ0秒3差。降級して1000万クラスの身の上だが、重賞でやれる力がある。前走の26キロ増は回復分。強烈に伸びた終いの脚にも復調が窺えた。中間もビシッと追われ、叩いての上積みが見込めるし、牝馬同士、ハンデの恩恵もありそう。前進できる。

 アイスフォーリスの前走はそれまでの甘さが嘘だったかのような完勝。ラスト2ハロン11秒0→11秒2の流れを差し切るのだから大したもの。ベストの2000メートル、究極の決め手比べで新味が出た。ここは格上挑戦になるが、そもそも2012年のオークス3着馬。格負けしようはずがない。前走から間隔を詰める分、上積みもありそうだ。

 ディアデラマドレの前走は自己条件とはいえ、鉄砲実績のない馬の半年ぶりの実戦。加えて相手はオープン勝ちのある馬。アタマ差2着なら上等だろう。使ったあとも乗り込みは入念で、攻め気配も上々。上積みは大きそう。終いにひと脚使ったエリザベス女王杯の内容なら2000メートルも問題なし。あとは決め手を生かせる良馬場でやれれば。

 ウエスタンレベッカは昨年の愛知杯でフーラブライドから0秒3差の5着。その次走は自己条件戦だったが、0秒2差斥けた3着馬が、2走後に中日新聞杯を勝つマーティンボロ。牝馬同士ならオープンでも十分やれる馬だ。今回もハンデは軽そうだし、叩き2走目で芝に戻れば前走のようなことはないはず。十分に注意したい。


●気になる特別登録表(6月15日 阪神9R 花のみち特別 1000万下)

特別登録表 6月15日 阪神9R 花のみち特別 1000万下 芝2200m 混合 ハンデ

第1回登録完了馬 全19頭 フルゲート 18頭  
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
ウエスタンレベッカ 55.5  6/01 東大16下 京都ダ1800 10
エーシンデューク 幸英明 55.0
カノン 義英真 55.0  5/18 パー16下 京都芝1800
ケルンフォーティー 55.0
ジェラルド 藤岡康太 54.0
シゲルジョウム 国分恭介 52.0
ジャイアントリープ 北村友一 57.0
スナーククラウン 53.0
セレブリティモデル 酒井学 53.0
タイキプレミアム 小牧太 57.0
トウシンモンステラ 57.0
トニーポケット 54.0
フロアクラフト 松山弘平 55.0  5/18 パー16下 京都芝1800
マイネアルナイル 中井裕二 53.0
マックスロノ 54.0
メイショウキラリ 54.0  5/25 御室10下 京都芝2000
メイショウシレトコ 国分優作 52.0
メイショウリョウマ 武幸四郎 54.0
ヤマイチパートナー 浜中俊 56.0

騎手の太字は乗り替わり予定

 フルゲート18頭のところに19頭が特別登録されています。内4頭がマーメイドSとの重複登録で、おそらく抽選にならないでしょう。

これ以降は2014年6月13日に作成

●追い切り情報(6月13日更新)

前走前  5月14日 栗東坂路 稍重馬場 強めに追う
1回
助手
4F 53.7
3F 38.4
2F 24.5
1F 12.0



6月4日 栗東CW 良馬場 強めに追う

助手
6F 80.6
5F 66.6
4F 52.7
3F 38.9
1F 12.8[5]
グレイスフルデイズ(古馬500万下)一杯の内を0.8秒追走5F併せ0.4秒先着


6月11日 栗東CW 良馬場 叩き一杯

助手
5F 68.8
4F 52.3
3F 38.0
1F 12.2[7]
グレイスフルデイズ(古馬500万下)一杯の外を0.7秒追走0.5秒先着
 6月4日、格下馬に胸を貸し、かなり後方追走からきっちりと千切っています。全体の時計も非常に速く、さすがフロアクラフトですね。いつも惚れ惚れする動きです。オープンや準オープンになると他馬もこのくらいは動ける馬ばかりですが、フロアクラフトも決して見劣りませんし、そういったクラスでも勝ち星を挙げて欲しいですね。
 競馬ブックでも「前走以上の気配」と高い評価をいただいております。
 以下は同日(6月4日)更新されましたクラブ公式HPフロアクラフトの近況報告です。
「今朝はCWコースで追い切りました。いつもは坂路で時計を出しているのですが、レースに行ってちょっと内にモタれるようなところがあったので、今回はハミを替えて効果を見るためにコースで長めから追ってみたんです。ビッシリやったわけではありませんが、スムーズに走れていましたし、替えたハミも良さそうですね。変わらず体調も良好ですし、来週の競馬に向けてしっかりと調整していきます。除外対象なら、同じ日の自己条件に向かう予定です」(西園師)15日の阪神競馬(マーメイドS・牝馬限定・芝2000m)に松山騎手で出走を予定しています。
 ということで、珍しくCWで追い切られた理由をお話されています。確かにレースでモタれて追いづらいところが出てきていましたし、ハミを替えるというのは1つの常道手段ですからね。これで更にフロアクラフトのり走りが良くなってくれると嬉しいですね。
 鞍上が主戦の松山弘平騎手であることが正式に発表されました。そうでなければ困るのですが、一応正式に発表になるまでは、もしかして乗り替わり?と思ってしまいますもんね。

 6月11日、終いだけ目一杯に追い切られました。なんだか松田博資先生のところの追い切りのようですね。もちろん、使い詰めですし、これで十分だと思います。それにしても終いの伸びは素晴らしいですね。今回の調整は万全だと思います。私ほっさんの追い切り評価は「A−」です。重賞ですが、ハンデも軽いですし勝ち負けすると思っています。

●気になる出馬想定表(6月15日 阪神11R)

出馬想定表 6月15日 阪神11R 第19回 マーメイドステークス GV 芝2000m 混合牝馬限定 ハンデ 想定数14頭 フルゲート 16頭
馬名 予定騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイスフォーリス 和田竜二 52.0  5/18 秩父10下 東京芝2000
アイムヒアー 松若風馬 50.0  5/31 朱雀16下 京都芝1400
ウエスタンレベッカ 高倉稜 52.0  6/01 東大16下 京都ダ1800 10
カノン 義英真 51.0  5/18 パー16下 京都芝1800
コスモバルバラ 岩崎翼 50.0  4/12 野島10万 中山芝1800 12
サイモンガーランド 大下智 50.0  4/13 梅田16下 阪神ダ1800 13 10
サトノジュピター 川須栄彦 51.0  4/26 福島GV 福島芝1800 12
サンシャイン 幸英明 53.0  5/17 都大OP 京都芝1800 14 11 15 12 10
シャトーブランシュ 藤岡佑介 53.0  5/17 都大OP 京都芝1800 13
ディアデラマドレ 藤岡康太 53.0  5/18 パー16下 京都芝1800
ブリッジクライム 武豊 52.0  5/18 パー16下 京都芝1800 15
フロアクラフト 松山弘平 51.0  5/18 パー16下 京都芝1800
フーラブライド 酒井学 56.0  5/18 ヴィGT 東京芝1600 13 10
メイショウキラリ 藤懸貴志 50.0  5/25 御室10下 京都芝2000

表中 騎手の太字は乗り替わり予定

フルゲート16頭のところに現在14頭出馬想定されています。

●出馬確定表

出馬確定表 6月15日 阪神11R 第19回 マーメイドステークス GV 芝2000m 混合牝馬限定 ハンデ 全14頭
馬名 騎手 斤量 前走 前走着順 前走人気 過去着順
アイスフォーリス 和田竜二 52.0  5/18 秩父10下 東京芝2000
アイムヒアー 松若風馬 50.0  5/31 朱雀16下 京都芝1400
ウエスタンレベッカ 高倉稜 52.0  6/01 東大16下 京都ダ1800 10
カノン 義英真 51.0  5/18 パー16下 京都芝1800
コスモバルバラ 岩崎翼 50.0  4/12 野島10万 中山芝1800 12
サイモンガーランド 大下智 50.0  4/13 梅田16下 阪神ダ1800 13 10
サトノジュピター 川須栄彦 51.0  4/26 福島GV 福島芝1800 12
サンシャイン 幸英明 53.0  5/17 都大OP 京都芝1800 14 11 15 12 10
シャトーブランシュ 藤岡佑介 53.0  5/17 都大OP 京都芝1800 13
ディアデラマドレ 藤岡康太 53.0  5/18 パー16下 京都芝1800
ブリッジクライム 武豊 52.0  5/18 パー16下 京都芝1800 15
フロアクラフト 松山弘平 51.0  5/18 パー16下 京都芝1800
フーラブライド 酒井学 56.0  5/18 ヴィGT 東京芝1600 13 10
メイショウキラリ 藤懸貴志 50.0  5/25 御室10下 京都芝2000

表中 騎手の太字は乗り替わり

●阪神芝2000mコース解説

 スタート地点は正面スタンド前直線右。内回りコース使用で4コーナー出口付近。
 1コーナーまでの距離は325m。スタート直後の2ハロンは主導権争いである程度流れるが、その後ガクンとペースが落ちる。積極的に引っ張る馬がいないと、古馬の1000万クラス以上でも13秒台のラップを刻むことがある。その結果、行った行ったの前残りも多発。穴は逃げ残り、先行馬の雪崩れ込みといった展開面で期待するのがセオリー。
 枠順も内が有利で、経済コースをピッタリ回ってこれる馬が好走しやすい。平均ペース以上で流れれば、逆に逃げ馬は厳しい。最後の急坂が響き、差し馬の台頭を許すことになる。馬群も外回りの中距離ほど凝り固まらないので、タイミングよく仕掛けられれば馬場の真ん中より外を通ってでも抜けてこれる。このあたりの騎乗技術は安藤勝己騎手が抜群に上手い。


有利な枠順 内枠
有利な脚質 逃げ〜先行
ポイント 展開・安藤勝己騎手
種牡馬ベスト サンデーサイレンスが断トツ、トニービン
連対騎手ベスト 武豊、安藤勝己、藤田伸二、四位洋文、岩田康誠
推定勝ちタイム 良馬場 稍重馬場 重馬場 不良馬場
2歳新馬 2分04秒4 2分06秒2 2分04秒5
2歳未勝利 2分03秒8 2分05秒2
2歳500万 2分02秒7 2分05秒3
2歳オープン 2分02秒8 2分04秒5
3歳新馬 2分04秒5 2分06秒6 2分06秒4
3歳未勝利 2分02秒5 2分04秒0 2分05秒1 2分06秒9
3歳500万 2分02秒3 2分03秒0 2分03秒0 2分04秒6
古馬500万 2分01秒5 2分02秒8 2分04秒2
古馬1000万 2分01秒6 2分03秒0 2分04秒6 2分05秒2
古馬1600万 2分00秒7 2分02秒8 2分05秒8 2分02秒3
古馬オープン 2分00秒7 2分01秒9 2分03秒9 2分04秒3

●騎手は松山弘平騎手 ほっさん評価「B−」

 今回もフロアクラフトの鞍上はフロアクラフトの主戦・松山弘平騎手です。ここ2戦は人気よりも下の着になってしまっていますから、人気が下がりそうな今回は人気以上に持って来て欲しいですね。もちろん、騎手云々というよりもフロアクラフトが上がるところまで上がったので、強い相手に苦戦を強いられているのであって、そんなに騎乗がまずく大敗しているわけではありません。それでもあまり大敗続きですと、そろそろテコ入れに騎手を替えてみようかなどということになりかねませんし、結果の欲しいところです。

 フロアクラフトでは過去8戦2勝、2着2回。この2着の内の1つはオークストライアルのスイートピーSのもので、オークスへの優先出走権を獲得したという意味でも非常に大きな2着です。またこの次の本番のオークスGTでは17番人気でしたが5着と掲示板を確保してくださりました。まだまだGTや重賞やなど大舞台では活躍の少ない若手のジョッキーですが、腕は相当ですし、特にフロアクラフトの騎乗では彼に勝る騎手はいません。

 松山弘平騎手はドリームバレンチノでGT2着の実績がありますが、まだGT勝ちはありません。しかし、そのドリームバレンチノは乗り替わりになってしまい、GT制覇は遠のいてしまいました。このフロアクラフトが彼の記念すべき初GT制覇の馬になってくれると嬉しいですね。

 若いですが大変技術の高い騎手で、現在全国騎手リーディング堂々の18位です。2012年は74勝、2013年は62勝と常にベスト15位以内に入る活躍をされており今後川田将雅騎手、浜中俊騎手らと共に日本競馬界を引っ張っていく騎手になることでしょう。

 私ほっさん愛馬ではフロアクラフトの他に昨年スピカシチーに騎乗していただき12番人気の馬を7着と出走奨励金を確保してくれました。クリンゲルベルガーにも騎乗していただきましたが、8番人気5着と掲示板を確保。出遅れて最後方から素晴らしい脚を引き出し5着まで押し上げていただきました。私との相性も良い騎手だと思います。


 2014年6月9日現在、JRA通算254勝、重賞3勝、GT勝ちはない。勝率6.9パーセント、連対率13.0パーセントだが、一昨年(2012年)は74勝、勝率9.3パーセント、連対率15.9パーセント、昨年(2013年)は62勝、勝率7.3パーセント、連対率14.3パーセントと生涯成績を大きく上回り好調。本年(2014年)はここまで26勝、勝率7.2パーセント、連対率13.8パーセントと好調だった昨年並の好成績。


 松山弘平(まつやま こうへい)は1990年3月1日生まれの24歳。日本中央競馬会(JRA)栗東トレーニングセンター所属する6年目の騎手である。騎手免許は平地競走と障害免許を有していたが、障害免許は1度も騎乗することなく返納している。デビューは池添兼雄厩舎、現在はフリー。

 阪神競馬場内にある乗馬センターで乗馬を学び、2006年4月にJRA競馬学校騎手課程第25期生として入学。

 2009年2月に競馬学校を卒業し騎手免許を取得する。目標とする騎手は福永祐一騎手と池添謙一騎手。同期には小野寺祐太、国分恭介、国分優作、丸山元気 各騎手がいる。卒業供覧模擬レースではグランプリペガサスに騎乗し勝利した。

 2009年3月1日、池添兼雄厩舎所属としてデビュー。小倉競馬場第1レースでトミケンプライマリに騎乗し、19歳の誕生日に初勝利。初騎乗・初勝利は内田博幸騎手以来44人目で、競馬学校卒業生では藤岡康太騎手以来8人目。また第9レースではニューロザリオで勝利、デビュー日の2勝は福永祐一騎手以来13年ぶりの記録、競馬学校卒業生では2人目。

 8月2日、小倉記念でアンノルーチェに騎乗し重賞初騎乗(10着)。同年は計36勝を挙げ、JRA賞最多勝利新人騎手と中央競馬関西放送記者クラブ賞を受賞した。

 2010年7月18日にシンガポール、クランジ競馬場で実施された国際見習騎手招待シリーズ・アジアヤングガンズチャレンジ2010に中央競馬代表として名古屋競馬所属の阪野学騎手と共に出場のため遠征。7月16日第8競走Class4一般戦で高岡秀行厩舎所属のMake A Returnに騎乗(12頭立て7着)し、海外競馬初騎乗。アジアヤングガンズチャレンジでは結果9位だった(10人中)。

 8月11日、園田競馬場で条件クラスの交流競走に騎乗すると共に、「修行のため」として岩田康誠騎手を介して当日の平場競走3鞍に騎乗した。関東では松岡正海騎手らJRAの若手騎手が南関東で何度もエキストラ騎乗をしているが、園田競馬場では元兵庫県所属の小牧太、岩田康誠、赤木高太郎 各騎手を除くと初めて。

 2011年2月21日にフリーに転身。

 2012年3月4日、改装された中京競馬場での最初の重賞となった第48回中日新聞杯をスマートギアで制覇した。 さらに、3月25日に中京競馬場で開催された第42回高松宮記念でレジェトウショウに騎乗し、GT初騎乗(10着)。

 また、同年にはデビュー年から乗り続けていたドリームバレンチノで函館スプリントステークスを制し、さらに同馬に騎乗したスプリンターズステークスで3着に入った。 最終的に、2012年はデビューからの3年間の勝利数に迫る74勝を挙げ、関西リーディング7位(全国リーディング13位)に入るなど、松山にとって躍進の年となった。

 2013年5月25日、JRA通算200勝を達成。
 ほっさん愛馬での成績(12戦2勝)

 2010年10月23日 クリンゲルベルガー 500万下        福島芝1200m 5着/8番人気
 2013年 4月 7日 マデイラ       500万下         福島芝1200m 12着/7番人気
 2013年 4月28日 フロアクラフト スイートピーS 3歳オープン 東京芝1800m 2着/6番人気
 2013年 5月19日 フロアクラフト 優駿牝馬(オークス) GT  東京芝2400m 5着/17番人気
 2013年 7月13日 フロアクラフト 湯浜特別 500万下     函館芝1800m  7着/1番人気

 2013年 8月25日 スピカシチー 鳥栖特別 500万下     小倉芝2000m  7着/12番人気
 2013年11月 3日 フロアクラフト 500万下            京都芝2000m  1着/4番人気
 2013年12月 8日 フロアクラフト 遠州灘特別 1000万下   中京芝2000m  1着1番人気
 2014年 3月23日 フロアクラフト 但馬ステークス 1600万下 阪神芝2000m  2着/4番人気
 2014年 4月26日 フロアクラフト 
福島牝馬S GV       福島芝1800m   9着/8番人気
 2014年 5月17日 マデイラ    都大路ステークス オープン 京都芝1800m   15着/6番人気
 2014年 5月18日 フロアクラフト パールステークス 1600万下 京都芝1800m  8着/4番人気


2013年5月19日 東京11R 優駿牝馬(オークス) GTで愛馬フロアクラフトに騎乗する松山弘平騎手。(5着/17番人気)

これ以降は2014年6月14日に作成予定

●専門誌の印と評価

競馬ブック

見解

「06年にハンデ戦になってから1番人気は1頭を除いて期待を裏切ってきた。一筋縄ではいかないレース。Vマイル組の凡走が荒れる要因の一つになっているが、それを承知しつつ敢えてフーラブライドを中心に据える。適度に間隔を取って使われ、デキ落ちはない。ハンデの56キロは他馬との比較では不利でも自身応える斤量でもない。実績は断然上。2000メートルなら連は確保。強敵は末脚が切れるディアデラマドレとシャトーブランシュ。ともに休み明け2走目。追い切りの動きも申し分ない。有力と見られる馬はいずれも差し追い込みタイプ。後ろで牽制していれば先行力のあるウエスタンレベッカに漁夫の利。愛知杯から寸法を測れば十分通用する。好調アイスフォーリスは右回りに課題。ブリッジクライム、メイショウキラリにも大駆けの可能性がある。」


短評は「先行警戒」



予想家の印
馬名 長岡利 山田理 西村敬 CPU
ウエスタンレベッカ △△
フロアクラフト
サイモンガーランド
ブリッジクライム
アイムヒアー
カノン
フーラブライド
メイショウキラリ
アイスフォーリス
シャトーブランシュ △△ △△
ディアデラマドレ △△
二重△は△△で処理
あとは無印



スピード指数

馬名 最高値 3走前 2走前 前走 評価
フロアクラフト 87 87 84 82
ディアデラマドレ 89 83 88 89
フーラブライド 95 95 93 85
アイスフォーリス 88 79 78 83
ウエスタンレベッカ 90 87 84 74
ブリッジクライム 91 69 81 86



推理のキー

《走れる条件》
(2)フロアクラフトの前走は不得手の決め手比べ。前々走は外枠で内に入れられず、ずっと外を回らされてしまった。いずれも参考外だろう。今度は内枠だし、内回り2000mなら極端な上がり勝負にもなりそうにない。オープン馬が2頭しかいないここ、準オープンで牡馬相手に2着した3走前は大威張りできる実績。攻めも動いたし、ハンデも51K。昨年のオークス5着を見直す番だろう。(1)(8)(9)(11)(12)(13)。(坂井直樹)



デイリー馬三郎

本紙の見解

「波乱が起こりやすい名物ハンデGV。しかし、今年に限っては大半が条件クラスの馬で低レベルな構成となった。過去に重賞2勝と実績最上位の◎フーラブライドにとっては譲れない一戦だ。切れ者○ディアデラマドレにも注目。〈浜口〉」

◎ フーラブライド
○ ディアデラマドレ
▲ アイムヒアー
× シャトーブランシュ
☆ ウエスタンレベッカ
△ ブリッジクライム
△ アイスフォーリス


フロアクラフトはななんと本誌無印(T_T)


フロアクラフトは全13記者中 ◎(本命)印 なし、〇(対抗) 2記者、☆(5番手評価) 1記者、△(6番手以下評価) 6記者、無印 6記者


トレセン朝追い情報

シャトーブランシュ
 
 土曜朝は栗東坂路でラスト2Fを27秒2―13秒3と伸ばした。「馬体重は前走と同じだが、太め感はないし、調子はいい」と浜野調教厩務員。「阪神では結果が出ているし、展開が向けば」と続けた。
 
フーラブライド
 
 前日は栗東坂路で4F69秒4。トップハンデだが「調子は変わらないよ。距離も文句ないし、普通なら負けられない」と木原師。重賞とはいえ、条件馬が数多く並ぶメンバーに。重賞3勝目へ意欲的だ。
 
フロアクラフト
 
 栗東坂路で調整された。田中助手は「内枠を引けたのが大きい。うまく立ち回れますね」とA番枠からの発進を歓迎する。「3走前に同じ舞台で2着。この斤量(51キロ)だから」と奮起に期待した。

 
ディアデラマドレ
 
 叩き2戦目で良血馬が上昇ムードを漂わせる。直前は栗東坂路で調整。「追い切りの動きが良かった」と高田助手。「テンションが上がるので落ち着いていれば」と当日の気配をポイントに挙げていた。
 
カノン
 
 前日は栗東坂路で調整した。杉山厩務員は08年に12番人気(トーホウシャイン)でマーメイドSを制している。「精神的に強くなって、最近では一番いい」と声を弾ませた。格下の身でも侮れない。

●前走レース後の騎手・調教師・専門誌のコメント

フロアクラフト(8着)

 「テンに無理せずいいところを取れるタイプですが、今日は少し出していかないといけない感じで、急かした分が響きました。それに直線もフワッとして、気を抜く面を見せていて。」(松山弘平騎手・競馬ブック)

 「立ち回りの上手さを活かすためにもいいポジションで進めようと思って、スタートから少し出していったのですが、ペースも速くて思ったより後ろからになってしまいました。それでも手応えは良かったですし、直線入り口では前を捕らえられるかな、というぐらいだったんです。でも、直線が長いと集中力が続かないのか、途中でフワッとしてしまいました。うまく結果を出せず申し訳ありません」(松山弘平騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「もうちょっと前に行ければと思ったのですが、あれ以上出して行ったらかかってしまうでしょうし、今日は仕方ないでしょう。しかも上がり勝負の競馬とこの馬には分が悪い展開になってしまいましたからね。状態は良かっただけに残念ですが、敗因も分かっていますから、次こそは巻き返したいと思います」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)
 「歩様の硬さは目についた。3〜4角でも抑えて中位で追走。余裕を残して直線に向いたが、追い出されてからは頭が高くなりピリッとした脚を使えず。」(競馬ブック)

●各陣営のコメント

フロアクラフト

 「前走はスローの決め手勝負で分が悪かった。しぶとさを生かせる形になれば。」(西園正都調教師・デイリー馬三郎)

 「決め手勝負になって、持ち味を生かせなかった。格上挑戦でもハンデ差があるし、好位でうまく脚をためてしぶとさを生かせれば。」(西園正都調教師・デイリー馬三郎)

 「前走みたいな瞬発力勝負では厳しい。ある程度の位置で流れに乗って、平均的に脚を使う展開になってほしいね。格上挑戦だが、昨年のオークスで5着。51キロなら。」(西園正都調教師・競馬ブック)

●ほっさん予想

 フロアクラフトはおそらく7番人気くらいになりそうです。確かに前々走は牝馬限定の重賞で9着大敗。前走は牝馬限定の準オープンで8着といいところがありませんでした。

 しかし、前々走の重賞は不利な外枠で前につけられなかったこと。結果的に広い東京や京都、阪神が合い、小回りのローカルは合わなかったこと。そして前走は苦手なヨーイドンの瞬発力勝負になってしまったこと。また直線は頭を上げて追いづらかったことなど敗因があります。

 今回は3走前に牡馬相手の準オープンで2着だった阪神競馬場です。そしてその時の走破時計2分00秒3良馬場はメンバー中最速であること。次位はウエスタンレベッカの2分00秒5良馬場ですが、その時のウエスタンレベッカの負担重量は55キロ。今回はそれから3キロ減の52キロ。フロアクラフトは3走前の負担重量は53キロ、今回は2キロ減の51キロです。

 この2頭は互角と考えて良いでしょうが、次はカノンが2分00秒8良馬場、同52キロ、今回51キロ。その次はコスモバルバラの2分02秒9良馬場となります。このコースの実績としては2頭が抜きん出ており、他馬はそこまでのパフォーマンスが出せるかは微妙です。1番人気が予想されるフーラブライドは2000mの時計と言う意味では他場のものを含めても全く実績がありません。


 フロアクラフトは先行馬としては絶好の2番枠を引きました。今回はかかっても行ききって馬の気分を害さずに走らせることができれば自ずと結果はついてくると思います。好走した3走前のように終始ラチを頼って走ればいいわけですから。

 そして追い切りの動きも終い重点の良い動きですし、目一杯やってしまうと燃えすぎてしまう馬ですから、この位がちょうど良いと思います。

 そんなこんなで、私は勝てると思っています。このクラスですから最後の最後に後ろから来た差し馬に差されるかも知れませんが、それでも上位に踏みとどまってくれるでしょう。ここ2戦の大敗はここで軽いハンデを取るための布石にぐらい思っています。ここを勝ち切るか2着で賞金加算できれば、ここ2戦の大敗は十分に生きてくると思います。3着以内にはなんとしても入って欲しい。入れるはずです。

●残念ながら仕事で応援に行けません

 今週は14日に阪神で2歳新馬のサンフレイムが、15日には同じく地元の阪神でフロアクラフトが重賞マーメイドSに、そしてデスティニーシチーが降級初戦を阪神で迎えようとしているのですが、この土日は仕事の都合がつかず、大変残念ながら現地応援に行くことができません。

これ以降は2014年6月16日に作成

●パドック

 フロアクラフトの馬体重は前走と変わらず502キロ。パドックでの雰囲気や踏み込みも良く、非常に良い状態と思いました。毛づやもピカピカでしたね。

●レース 

 フロアクラフトのスタートは良い方で、出てすぐは楽に2、3番手が取れると思いました。しかし、外からドドッと来られて5番手になります。終いは切れる脚がありませんし、軽ハンデでしたのでもう少し前につけて欲しかったですが、悪くない位置取りだと思いました。

 そのままラチ沿いを距離ロスなく回り、手応えも良く、4角も最内を距離ロスなく回り、準オープン2着の時の再現かと思われました。直線を向いて追われると馬群の間を割って3番手くらいまで上がりますが、伸びたのはほんの一瞬。残り200mのところでは同じキャロのディアデラマドレが完全に先頭。後ろからも末脚自慢の馬たちが次々に飛んできて、7着で入線。

 無駄もなく力は出し切ったと思います。それでこの着ですから、完全に力負けです。

●時計の評価

 今回のフロアクラフトの走破時計は2分00秒0良馬場でした。競馬ブック誌の推定タイムは良馬場で1分59秒4、勝ち馬の時計がこの通りですから、いつものことながら、競馬ブックはさすがです。

 フロアクラフトはこのレースが始まるまではこのコースの持ち時計はメンバー中1番の2分00秒3良馬場でした。その時の斤量が53キロ。今回が51キロですから、持ち時計程度は走っています。その2分00秒3で走ったレースは牡馬に混じっての準オープンで2着の時です。同じレベルで走っていますが、さすがに重賞ということで、この着になってしまいました。

 しかし、相手が強いだけで凡走ではありません。しっかりと最後まで走っていますし、ここまでの能力の馬だということです。今回は2階級格上挑戦でした。自己条件の1000万クラスに戻れば、この走りで十分に勝ち負けできます。とにかくあと1つ1000万クラスで勝って4勝目を挙げてくれれば、募集価格1800万円の馬としては十分過ぎる働きですね。もちろん、現状でも十分過ぎる働きですが(笑)。

●レース後の騎手・調教師のコメント

フロアクラフト(7着)

 「内目のいい枠でしたから、逃げた馬のすぐ後ろくらいで運ぶつもりでしたが・・・。スタートでは隣の馬が速くて、思ったような位置を取れませんでした。」(松山弘平騎手・競馬ブック)

 「本当は逃げた馬の後ろが欲しかったのですが、スタートがもうひとつで、思っていたよりは後ろから進めることになってしまいました。前走はちょっとフワフワするようなところがあったのですが、今日は集中して走れていましたし、いい走りはできていただけに、もうひとつ前のポジションならもっと上を目指せたと思います。申し訳ありません」(松山弘平騎手・キャロットクラブ公式HP)

 「状態は良かったし、馬場を考えても位置取りは悪くありませんでした。また、前走と違って今日は集中して走れていたと思います。調教の内容を見ても力があるのは間違いないのですが、結果的にまだ重賞というのは早いのかもしれません。コンスタントに使ってきたこともありますし、ここは一度立て直して、自己条件から巻き返したいと思います」(西園正都調教師・キャロットクラブ公式HP)

●気になる賞金は

 1着本賞金が3500万円。7着はその6パーセントが出走奨励金ですから、210万円。特別出走手当が42.7万円。合計252.7万円。1口で割りますと4500円程度になると思われます。未勝利戦2着馬よりも高額な賞金です。有り難いことです。

●今後の展望

 ここまで休養明けから4戦していますから、ここで休養に入り、次は自己条件(1000万下)から出直すそうです。それが賢明ですね。

●最後に

 近2走の大敗などからハンデは51キロと軽量で、阪神はここまで2戦して2着2回。敗れた相手はオルフェーヴルの弟のリヤンドファミユと将来金杯GV2着にまで出世するオースミナインです。

 しかも3走前は同じコースを牡馬に混じって準オープンで2着!!その時も53キロと軽斤量でしたが、今回はその時よりも2キロ減。メンバー中、真のオープン馬が2頭しかいない11頭が格上挑戦の牝馬限定の重賞ですし、しかも先行馬にとって有利な内枠をゲット!!正直勝ち負けと思っていました。


 結論から言うと力負けの7着。位置取りもやや後ろとは思いましたが悪くなく、終始ラチ沿いの経済コースを通り、無駄のない競馬をしました。

 準オープンの時の走破時計2分00秒3(斤量53キロ)よりも速い時計2分00秒0(斤量51キロ)で走っていますから、持ち時計通りに走っています。同じ走りをしても、クラスが違うから着が異なるのは当たり前です。

 鞍上の松山弘平騎手は力を出し切ってくれたと思います。インを突いてくれたのも良かったですね。やはりそうでもしなければますます着は悪くなっていたでしょう。

 今回優勝したディアデラマドレと言えばスイートピーSではフロアクラフトがかなり先着して(2着)、見事オークスへの優先出走権を獲得しました。あの頃と比べてディアデラマドレは成長し強くなっています。一方フロアクラフトは当時よりも能力は向上していますが、緩やかな上り坂で成長力と言う意味ではかなり負けています。

 こまでの流れを見ていると、フロアクラフトはそろそろここまでの馬という感じがしますが、そもそも募集総額1800万円の馬。2、3勝してくれれば十分という価格帯の馬がすでに3勝。今回の走破時計でも1000万クラスなら大威張りできる内容です。

 次走自己条件を走ってもすぐには勝てないかも知れませんが、上位に来ることは間違いありませんし、1000万クラスで上位なら賞金は高く掲示板以上なら言うことないですね。

 いずれ1000万クラスは必ず勝てると思いますし、4勝してくれれば十分過ぎますよね。あわよくば準オープンで2着の実績があるように更にもう1つ、準オープンを勝って5勝してくれれば万々歳です。

 兄のホーカーテンペストを見てもリッチダンサーの子は仕上がり早の早熟傾向があるような気がします。唯一バウンスシャッセだけは父が晩生のゼンノロブロイですからもうひと伸び成長があるかも知れませんが、もしかするとオークスがピークで夏を超えてもあまり成長は見られないかも知れません。なんとなくそんな懸念はあります。

 それでもバウンスシッャセは今でも相当な能力がありますから、成長が止まってもある程度はやれると思います。


 私は常々このフロアクラフトとバウンスシャッセの2頭の母リッチダンサーの姉妹の子を持ちたいと言ってきました。母馬優先権がありますので、募集されればかなりの確率で獲得できるでしょうが、妹のバウンスシャッセはすでに重賞ウィナーでオークスGTも勝ち馬からコンマ1秒差の3着。これの子が安いはずがありませんし、フロアクラフトも重賞ウィナーになっちゃうと価格的にどちらも購入できる軍資金がありません。

 ですので、チャンスだと思っていた牝馬限定のハンデ重賞で勝てなかったことは残念ですが、勝てなかったので比較的安価な価格でフロアクラフトの子が手に入るでしょうし、私はその子でまたクラシックを夢見たいと思っています。

 スピードもありスタミナもある。そして先行力もあり、早い段階から力が出せ、芝の中距離で走れる。クラシックを目指すには申し分のない母馬だと思います。


 次はしっかりと休養をとって、秋の京都にでも出てきてくれればと思います。中京も悪くないですね。

 今日勝ち負けできるようですと、妹のバウンスシャッセと姉妹揃ってのエリザベス女王杯なんて夢も見られますが、そちらは妹に託すことにします。


 フロアクラフトは今回7着でしたが、出走奨励金は210万円。これって未勝利戦2着の賞金を上回ります。特別出走手当も含めて1口配当は4500円程度になると思われます。決して少ない数字ではありません。馬主孝行な最高級の馬だと思います。

 勝ったディアデラマドレは募集総額3200万円の私から言うと高額馬。それでも今回の優勝賞金が3400万円ですから、それまでの賞金と合わせてもプラス収支ですね。素直におめでとうと言いたいですね。

 バウンスシャッセの皐月賞に続き募集金額の差がそのまま着差になりましたが、これは仕方のないこと。私はこれからもコツコツと安価な馬で2、3勝を目指します。


 さあ、次こそは現地で応援に行きたいですね。何せフロアクラフトは私が現地にいないと勝ってくれないですからねぇ(笑)。次はかなりの確率で勝てそうですし、なんとか都合をつけたいです。

 頑張れフロアクラフト!!とにかく1度圧勝した1000万クラスは勝ち上がり4勝目をゲットして欲しい。

最後までご愛読ありがとうございました

2014年5月31日立ち上げ 6月4日、8日、9日、16日加筆
フロアクラフトの過去の特集をご覧になりたい方はこちら

2014年 5月18日 第16戦 パールステークス 1600万下 (8着/4番人気)

2014年 4月26日 第15戦 第11回 福島牝馬ステークス GV 福島芝1800m (9着/8番人気)

2014年 3月23日 第14戦 但馬ステークス 阪神芝2000m (2着/4番人気)

2014年 1月13日 第13戦 寿ステークス 京都芝2000m (6着/5番人気)

2013年12月 8日 第12戦 遠州灘特別 中京芝2000m (1着1番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年11月 3日 第11戦 500万下 京都芝1800m (1着/4番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 8月25日 第10戦 積丹特別 500万下 函館芝2600m (10着/3番人気)

2013年 7月13日 第9戦 湯浜特別 500万下 函館芝1800m (7着/1番人気

2013年 5月19日 第8戦 第74回 優駿牝馬(オークス) 3歳GT 東京芝2400m (5着/17番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2013年 4月28日 第7戦 スイートピーステークス 3歳オープン 東京芝1800m (2着/6番人気)

2013年 4月 7日 第6戦 デイジー賞 3歳500万下 中山芝1800m (2着2番人気

2013年 2月 3日 第5戦 春菜賞 3歳500万下 東京芝1400m (6着/4番人気)

2013年 1月12日 第4戦 3歳未勝利 京都芝1800m (1着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年12月15日 第3戦 2歳未勝利 阪神芝1600m (2着/3番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

2012年11月18日 第2戦 2歳未勝利 京都芝1600m 牝馬限定戦 (13着/2番人気

2012年11月 4日 デビュー戦 2歳新馬 京都芝1800m (2着2番人気) 写真多数付 現地観戦レポート

競馬徹底分析ほっさんサイトトップページに戻る